アクセシビリティのヒント20
12 タッチ調整
iPadのタッチ操作を児童に合わせてカスタマ イズする機能です。タッチの感度や反応の速さ をなど調整することで、手の動きが不安定な児 童が、画面をタッチしても誤操作が少なくなる ように設定できます。
タッチ調整の設定
タッチ調整は、タップスワイプなどのジェスチャの操作がしづらい場合に、 iPadのタッチスクリーンの反応を調整できます。
保持継続期間の設定

タップするたびに、タップに対する反応がだんだんと遅くなってきます。
ここで試しに0.6秒に設定してみましょう。
すると、タップをしてもすぐにはタップとして認識されません。タップとして認識させるためには、 0.6秒間タップしたまま保持しないと反応しない設定になりました。
繰り返し無視の設定

次に、繰り返しを無視の設定をオンにします。この設定では操作がうまくいかず、 複数回タップしてしまい、ダブルタップとして認識されてしまうような場合、0.6秒間の間であれば、 そのダブルタップをシングルタップとして認識させる設定です。
タップ補助の設定

最後はタップ補助について説明します。タップ開始位置を使用をタップします。
この例でもタップ補助ジェス社の開始までの時間を1秒に設定していますが、手先が合わず スワイプがしづらい場合に有効なアクセシビリティ機能です。
このようにタッチ調整を設定することで、タップやスワイプがしづらい児童、生徒にも iPadを操作しやすくカスタマイズできます。
動画制作者プロフィール
尾崎 眞啓
Apple Professional Learning 基礎スペシャリスト
長年にわたるApple製品のサポート経験から、2022年にApple認定「Apple Professional Learning基礎スペシャリスト」のライセンスを取得。GIGAスクールにおけるiPadの活用方法を「分かりやすく」「楽しく」伝える事をモットーに多くの学校を訪問し、iPad研修をご提供しています。