アクセシビリティのヒント20
1ズーム機能
iPadの画面に表示される全てを拡大すること ができます。例えば、写真アプリケーションの ようにピンチアウトで拡大できないような、個 別のアプリケーションの設定や文字なども拡大 表示することができます。
ズーム機能の設定
アクセシビリティ機能は、iPadの設定アプリケーションの中で設定します。
設定アプリケーションのアクセシビリティを選択 すると、右のウインドーにアクセシビリティに関する様々な設定項目が表示されます。
項目の中からズームをタップします。 初期の段階ではズーム機能はオフになっていますので、ズーム機能のボタンをタップしてオンにします。
すると、iPadの中にズームインドウが開き、このウインドウの中が拡大表示されます。
ズーム機能の設定変更
レンズのサイズやズームウインドウの中の拡大率を変更することができます。
もしくは、3本指のジェスチャを使って拡大、縮小をすることができます。ズーム機能のオンオフも3本指のジェスチャで行います。
3本指でダブルタップしてズーム機能をオフ、再び 3本指でダブルタップしてズーム機能をオンにできます。
メモアプリケーションを使ってご説明
それでは、 ズーム機能の活用方法をメモアプリケーションを使ってご説明します。メモアプリケーションで新規メモを作成します。文字をサンプルとして何文字か入力してみます。
そして、3本指でダブルタップ。拡大したいところにズームウインドウを移動します。メモアプリケーションなどの文字を入力するアプリケーションの場合、ズームを移動することによって、
文字の入力エリアだけでなく、キーボードなどいろいろなところを拡大することができます。しかし、連続して文字を入力しようとすると、 このズームウインドウの中から文字がはみ出していってしまい、文字の入力がしづらいことがあります。
スマート入力モードの設定
このような場合、スマート入力モードが有効です。再び設定アプリケーションのアクセシビリティズームウインドウの中からスマート入力モードをオンにします。スマート入力がオンの状態で、再び文字を入力してみましょう。
文字を入力し始めると、文字の入力エリア全体が拡大され、 キーボードが固定されたまま文字全体を見渡すことができます。
このように文字の入力を伴うズームの場合には、スマート入力モードを使うことが有効です。
動画制作者プロフィール
尾崎 眞啓
Apple Professional Learning 基礎スペシャリスト
長年にわたるApple製品のサポート経験から、2022年にApple認定「Apple Professional Learning基礎スペシャリスト」のライセンスを取得。GIGAスクールにおけるiPadの活用方法を「分かりやすく」「楽しく」伝える事をモットーに多くの学校を訪問し、iPad研修をご提供しています。